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勉強ができなくても問題ない?

ワクワクの湧く枠組み

ワクワクの湧く枠組み

多くの人が大切なものをいい加減にしてしまっていると思います。
特に大人がです。
それは、「ワクワク」です。
「大人がワクワクするって、なんか恥ずかしくない?」って思うかもしれません。
しかし、その考えが人生の楽しさを大きく減らしてしまいます。
同じことをしていても、ワクワクしている人もいれば、していない人もいます。
違いを生み出すのは「生き方の姿勢」。
ハンターのようにいることが大切なのです。
 

狙いを定めるという生き方

「狙いを定める → 目指すものや結果を手に入れるための行動をする → 待つ → 手に入れる」
これがハンターの仕組みです。
「待つ」のところでワクワクが、「手に入れる」で幸福感が得られます。
つまり、待っていないのに幸せを与えられても、ワクワクは生まれないのです。
スマホで楽しいものがどんどん表示される今の時代では、この「待つ時間」を感じることが難しくなっています。
 

狙いがなければワクワクは生まれない

なぜワクワクを感じにくくなっているのか。
それは、最初の「狙い」がないからです。
中には、自分が本当は欲しくないものを欲しいと勘違いして「狙い」にしている場合もあります。
たとえば魚釣りを想像してみてください。
「鯛を釣るぞ」と思って鯛が釣れたときと、何も考えずに釣り糸を垂らしてたまたま鯛が釣れたとき。
どちらがうれしいでしょうか?
多くの人は、狙って釣れたほうが喜びが大きいはずです。
狙いがないと、自分が手に入れたものが本当に得たいものではなくても、得たいものを手に入れたと勘違いしてしまうかもしれません。
ところが、それでは心が本当に満たされることはありません。
そして、そのまま「本当にほしかったもの」を見失っていくのです。
 

自分がプレイヤーでいられる趣味を持つ

ワクワクが台無しになることもあります。
それは数年前に多くの人が経験しました。
ライブやイベントなど、誰かのパフォーマンスを「楽しませてもらう側」の場合、不祥事やトラブル、体調不良などで突然失われる可能性があるからです。
だからこそ、自分がプレイヤーでいられる趣味を持っておくことが大切です。
できれば、自己完結するものが理想です。
絵、音楽、料理など、自分の成長を感じられる創作が特に向いていると思います。
これを1つでも持っていると、他のことがうまくいかなくなっても、自己完結の趣味でワクワクを継続できます。
 

自己流で良い

「センスがないから…」と気にする必要はありません。
その時点で、あなたは他人のために生きてしまっています。
自己流でいいし、上手じゃなくてもいい。
たとえば僕はギターが趣味ですが、よく「下手な人は良いギターを買うべきか?」という話があります。
僕は断然、がんばってでも良いものを買うべき派です。
ワクワクできる方が、思わず触る回数が増えて、結果的に上達します。
ただ、まだ始めるか迷っている段階では高価なものは避け、コスパの良い道具で試すのが良いでしょう。
「これを趣味にできる」と確信したら、本格的に投資すればいいのです。
 

ワクワクは生活の中にある

特別な趣味を持たなくても、「狙い」の対象を勉強、仕事、家事、育児にすることもできます。
「テストで○位を取る」「仕事である結果を出す」「家族が驚くような料理をつくる」「子どもを良い人生に導く」
すべて立派な「狙い」です。
大事なのは、あなたの狙いは何なのかを自覚すること。
そこから始めるだけで、「これまでなんてつまらない生き方をしていたんだ」と気づくはずです。