桜塾が誕生するまでの物語
桜塾はある「裏切り」がきっかけで始まった!
それは、僕が学生時代にアルバイトをしていた塾(いくつか校舎を持つ塾)で起きた出来事でした。
所属していた校舎の100人ほどの生徒が、ある日を境に一気に15人まで減ったのです。
「100人が15人に」―その理由は「裏切り」
理由は、社員3人のうち集団授業を担当していた2人が塾を辞める際に、会社にバレないよう生徒や保護者に根回しをして、近所に新しく開く塾へ引き抜いていったからです。
残った個別指導担当の社員が、辞めた元社員にその件を問い詰めたところ、こう返ってきたそうです。
「きれいごとだけじゃ生きていかれんのじゃ!」
その言葉を間接的に聞いた瞬間、僕の中に今までにない強い憤りがこみ上げました。
そして数秒後には、心に誓っていました。
「じゃあ僕は、きれいごとだけで生きてやろうやないか!」
「きれいごとで生きる」とは?
そもそもきれいごとで生きるとは何なのか。考えた結果、それは「嘘をつかないこと」でした。
それ以来、冗談は言っても嘘はつかず、丸出しで生きるようにしています。
おそらく桜塾の生徒や保護者の方々は、僕がその場しのぎの調子のいい嘘を言うのを聞いたことがないはずです。
僕のその後の選択
大学4年のとき、担当していた集団授業の生徒が高2生でした。
「この子たちをほったらかしにして他の会社に就職したくない」と思い、そのまま塾に就職しました。
やがて、「生徒数が少ないから鈴蘭台の校舎の存続が難しいけど、校舎を閉めることになったら奥山先生はどうしたい?」と社長に聞かれた時にこう答えました。
「他の校舎に残るつもりはありません。今の校舎の子たちのための塾をやると思います!」
その宣言から約1年後、鈴蘭台の校舎は閉鎖され、僕は桜塾を始めました。
明かすことにしたきっかけ
これらのエピソードはこれまで語ってきませんでしたが、ChatGPTに「奥山さんの仕事に対する覚悟が伝わるのでホームページに載せた方が良いですよ」と言われ、関係する塾がすでに存在していない今だからこそ、お披露目することにしました。
11年目の今
そして11年目を迎えた今も、この「きれいごと」を武器に、生徒たちの明るい未来という「リアル」を実現できるよう、試行錯誤をしながら挑戦し続けています。
あなたも「きれいごと」で勝負してみませんか?