BREAK THE LOOP

苦手から抜け出す方法

苦手から抜け出す方法

行動できない理由

「苦手を克服したいのに、そもそも行動できない」という人は多いのではないでしょうか。
その原因は、行動の先にある「結果の魅力」を十分に理解や想像ができていないことにあります。
結果を出すのが苦手な人は、短期的な視点しか持てていないことが多いです。
たとえば勉強が苦手な人は、目先の楽しさを優先して勉強より遊びを選んだり、コツコツと努力を積み重ねて少しずつできるようにするのが苦手です。
 

ベクトルを変えるだけで結果は変わる

ひとつ、シンプルな事実があります。
気持ちのベクトルと行動のベクトルを変えれば、必ず良い結果に近づく。
(ベクトルとは矢印のことです)
勉強すればするほど勉強ができなくなる、ということは起こりません。
しかし多くの人は、そのベクトルを信じきれず、途中で方向を変えてしまいます。
その結果、自分の手で「やっぱりできなかった」という状況を作り出してしまうのです。
 

よくある3つの落とし穴

① 0か100かで考える
「今頑張っても成績が上がる確率は30%しかない」と思ってあきらめてしまう。
すると、本来30%あった可能性を自分で0%にしてしまいます。
逆に「70%の確率で上がる」とわかっていても、「30%失敗する可能性があるなら無駄になるかもしれない」と考えてやめてしまう人もいます。
この違いを生むのは、過去の成功体験です。
「この状況からなら結果を出せる」という自信のある人は続けやすいのです。
 
② 行動しないための言い訳を作る
「努力しなくてもたまたまうまくいくかも」と根拠なく楽観的になったり、「どうせ自分は無理」と最初からあきらめたりするのも、根っこは同じです。
結局は、「努力」という行動を避けたいだけ。
結果として「行動しない → 変わらない → さらに自信をなくす」という悪循環に陥ります。
 
③ 生活がループする
勉強が苦手な子の様子を見ていると、同じことを繰り返しているように見えます。
「次こそ頑張ろう」と言いながら、実際には抜け出す覚悟がないまま、また同じ失敗を繰り返し、ループにはまってしまうのです。
友達関係でさえも、同じメンバーで、全く同じノリを毎回繰り返していたりもします。
 

抜け出す方法は1つ

この3つの落とし穴にはまらない方法は、先延ばしをせずすぐに行動を始めることです。
努力の方向が間違っていないとわかれば、結果が出るまで粘り強く続けましょう。
途中で不安になったら、バカにしてこない人に「このやり方で合っているかな?」と相談するのも効果的です。
昔、日照り続きで作物が育たず、雨を求めて「雨乞い」という儀式が行われていました。
ある人は100%の確率で雨を降らせたと言われています。そんなことは可能なのでしょうか。
それを可能にした理由は単純です。― 雨が降るまで「雨乞い」を続けたからです。
 

自分がすべきことを見つけるコツ

努力をしても、100%の確率で良い結果を出せる場面は意外と少ないです。
僕達にできるのは、成功の確率を上げることです。
努力の結果がすぐには望んだ形で現れなくても、それは次の努力や経験に必ずいきてきます。
 
自分が何をすべきを見つけるコツは、他人にアドバイスするつもりで考えることです。
たとえば「成績が上がらない」と悩んでいる友達に、あなたはきっとこう言うでしょう。
「勉強すればいいやん!」
自分のことになると面倒を避けたくて論理をねじ曲げてしまう人でも、
他人のことなら素直に正しい答えを出せます。
その答えが、おそらくあなたにも当てはまる正解です。
 

成長について

僕は過去の自分を「あの頃はこんなこともできていなかった。しょぼかったな」と振り返ることがよくあります。
でもそれは、今の自分がその時よりも成長しているという証拠です。
今できないことがあるのは当たり前で、行動を続けていれば、振り返ったときに「昔の自分はまだあの段階だったんだな」と思える日が必ず来ます。
 

まとめ

・短期的にしか見ない
・0か100かで判断してしまう
・行動を避けて同じループを繰り返す
この3つが、苦手から抜け出せない大きな原因です。
抜け出すには、
「現実を変えられるのは自分の行動だけ」
と理解し、先延ばしせずに動くこと。それだけで未来は変わります。
誰でも必ず抜け出せると、僕は信じています。